旅々バンバン
バンバンと共に走った様々なツーリング先の出来事や風景などを綴っています。


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’08年3月16日 奈良県 和佐又山キャンプ場で 
金曜日の朝。俺はいつものように喫煙室で煙草をしばいてたら、うちの親方が「ブトアシ君、君、土曜日出ずっぱりだから明日の仕事の分、今日終わらせたら休んでもいいよ(はぁと」という夢のような言葉を受け、そりゃぁもう目を三角にして働いたったね。で、無事に連休をゲットしたっつー話しなんでやんすが。
連休で、しかも土日は晴天。これでツーリングいかないなんて人生損してるだろ常考と俺はさてさてどこいきまひょ?とツーリングマップルとにらめっこ。
たまには近場で早めに着いてのんびり、なんてのもいいなぁ〜とみんな大好き紀伊半島辺りを見てるとありました。和佐又山。
先日までバイク屋にエストレヤンを整備に出してたエス夫が、俺も明日半ドンだからエストで行きまっせ〜と言うので、現地のキャンプ場の場所だけ教えて現地集合にすることに。
で、朝10時自宅を出発。
俺は毎度おなじみ、関西の主婦ならみんな大好きイズミヤ@上新庄店のお肉屋さんでBBQパーティ用の肉をゲッツ。あ、上新庄のイズミヤ内にあるお肉屋さんは、安いうえに味も格別なんで皆シャン、是非ご利用下さいませ。今なら味付けも無料ですよってw
イズミヤの店先のベビーカステラのおさ〜んの手さばきに見とれてるうちにベィベーカステラをゲッツ。俺は高架下に止めてたバンバンのシートに腰掛けて、出来てたのベィベーカステラをもぐもぐ。気がつけば11時前。いつもならさっさと市街脱出してる俺にはありえん牛歩っぷりに焦った俺は内環をぶっ飛ばす。
12時前、道の駅「かなん」到着。隣に止めてたスカブーのおさ〜んがどこまでいきますのん?と話しかけてきたので、しばらく旅行談義。
その後、ハーレーダビッドソンゼロカスタムの二人組みの後ろにくっついて3人でツーリング状態を楽しみながらR309をひた走る。
R309からr222〜271。このr222は個人的にめちゃめちゃ好き。適度にアップダウンする感覚が、ね。


< r222で休憩ちゅ〜 >


R169で吉野川の流れに身を任せながら、俺は「はぁ〜この分だとめちゃ早く着くなぁ〜、寄り道すっぺぇ」と津風呂湖周遊道路にチェンジ。
この辺はよく来るけど、津風呂湖は初対面。なんか静かでいいね。


< 津風呂湖にて >


ぼけ〜と湖で鴨の親子が隊列組んで泳いでるのを見てたら、またハーレーダビッドソン、こんどはソロのおっちゃんが軽く会釈しながら通り過ぎていく。
俺もそのあとを追いかけるようにエンジンをかけて出発。途中、木々越しにおっちゃんが走るのが見えたりして、俺は「源平闘魔伝の多重スクロールみたいやなぁ〜」とポツリ。あ、今でこそ多重スクロールなんて珍しくもなんともないけども、昔のゲームはそんな洒落たものなかったからね。初めてゲームセンターで源平闘魔伝の多重スクロール見た時の感動ったらそらもう、ねぇ?
さて、往年のナムコFANの戯言はさておき、津風呂湖畔は木々の木漏れ日が気持ち良かったですよ。木の向こうに湖が見えるしね。お勧めです。


< 津風呂湖周遊道路にて >


入野峠抜けてR370から再びR169に戻ってさぁ紀伊半島の山奥に突撃〜。
道路の気温計は15度。どこまで快適やねんな、と俺はヘルメットの中で微笑しながら、俺的関西快走路選手権一位のR169を60〜70キロ位です〜いすい。
この速度でも一台にしか抜かれない交通量。晴天。左手に台高山脈。右手に大峰山脈。その真ん中を荷物満載の相棒で突っ切る楽しさは、ちょっと、ほかに、ない。


< R169にて >


大台ゲ原ドライブウェーの分岐を過ぎてすぐのトンネルを抜けると、和佐又山林道はこっちだYO!の標識。
およよ、もう到着かいな、ちょっと早すぎたな〜と林道をどんどこと登る。
一気に標高1400mの和佐又山スキー場のヒュッテまで行く為、かなりの急坂。
5つ6つカーブを超えると、路面に雪が。おいおい、まだ雪あんのかよ、と思いつつ登る登る。


< 和佐又山林道にて >


もうちょっとで頂上、ってとこで轍にまで雪があったんで足を着きつつなんとかクリアしてヒュッテ到着。
今回のキャンプ地、和佐又山キャンプ場は和佐又山スキー場のゲレンデに隣接していましてねぇ。見晴らしは最高なんですわ。ちなみにこの和佐又山スキー場は本州最南端のスキー場らしいです。まぁリフトがないスキー場なんで、正確には近くの洞川スキー場がその称号を得てるっぽいんですが、まぁどっちでもいいってことでw
スキー場のほうはゲレンデにまだ雪が残っており、雪遊びやソリで滑ってるファミリーが二組ほど。ちっ、俺もこんなことなら俺もドンキホーテで980円のソリ積んでくるんだった。。。。。
とりあえずヒュッテの管理人さんに受付を済ませて、上の方のオートキャンプサイトが料金同じで、地面も乾いてきてるのでそちらがええですよ〜、とのことだったんで、そちらに移動。
案の定、シーズンオフってこともあり客はいませんwwwうひょ〜貸切やで、今夜は!!


< キャンプ場 >


テント建て終わり、焚き火も拾い集めて時計を見るとまだ二時半w
とりあえず下のヒュッテまで戻り、ワンコと戯れる。


< キャンプ場のワンコたん >


もう一匹、白い仔もいてこの仔が人懐っこくてねぇ。近づいていくと、雪に寝転っがってお腹を見せて遊んで♪のポーズ。あ〜可愛かったな〜♪
ひとしきりの戯れのあと、俺は「そうや!エス夫のやつ、道中の雪で引きかすかもしれへんな。俺がここに居るってことを知らせなきゃ」とちょっと林道を徒歩で下りて、雪のひどいカーブのところで、壁に俺が既に到着してるという目印を付けておいた。あいつ、気づいてくれればいいがw
あ、ちなみになんでこんなことしてるかというと、携帯が思いっきり圏外でお互いに連絡が取れないんです><


< キャンプ場のワンコたん >


ぜぇぜぇはぁはぁと林道を登って再びキャンプ場。コーヒー飲んだり、買って来てたビールや食材を雪の中に埋めて、天然の冷蔵庫代わりにしてたりしたら、 「ドッドッド」とシングルの咆哮が遠くから聞える。「あっ、来た。案外早かったな。」と俺はゲレンデの上から、下のヒュッテのエス夫に手を振る。「お〜いここや〜ここや〜」
受付を済ませたエス夫が上まで上がってきて開口一番「あの道はあかんやろ〜wこけたわw」と。
俺達は道中の過酷な雪道を肴にひとしきり談笑したあと、「で、俺の標識気づいた?」と訊くと「え、何それ?見なかったけど、お前それマジで言ってんの?」とw
その後俺は、「実はここよりもっと見晴らしのいい場所があるんだけど、そっちにテントはろうや」といいテント場所を移動。
丁度ゲレンデの上の方で、目の前に大台ケ原が一望。関西でここまで眺めの良いキャンプ場もそうはないんじゃないだろうか?


< 設営後 >


そろそろ日も落ちかかってきたんで、BBQパーティ開始です。
今日のお肉は美味いで〜!ま、野外で食えばどんな肉も美味しく感じられますがねw


< BBQパーティ >


BBQパーティのあとはお決まりの焚き火でまったり。あ、このキャンプ場は直火OKですよ。


< 焚き火でまったり >


缶ビール三本でうとうとした俺は「ほな、明日。」とシュラフに潜り込んだんだよ。

この季節になるともう夜もさほどの冷え込みもなく、ちょっと暑い位の快眠。



ガサッ

ガサッガサッ


ガサッガサッガサッ



「ン?」夜中、テントを叩く何かの音で目覚める。




ガサッガサッガサッ



一気に目が覚める。え?何々?ちょっと〜やめてよ〜。なんか外にいるのか?
俺の胸の動悸が高鳴る。
もしかして熊か?ベアーか?いや、一緒だからw
熊は確か時速50キロで走るはず。下のヒュッテまで500メートル位か。
う〜む、と迷ってるとテントの外から「クックック」と笑いを噛み殺したような声が聞こえる!「まさか、、、、、あいつめ!」

「お〜い、俺俺。びっくりした?」とテントの外からエス夫の声。
「なんか目が覚めてさ、星が凄いぜ、起きろよ」と言うので「おまえな〜、心臓に悪いやんか!」と俺は苦笑しつつ起きだす。
満点の星空の下、小腹が空いた俺達は朝食用のヤキソバをフライングで平らげる。午前二時。
午前3時過ぎ、再び睡眠。
6時前、起床。
すぐに登山の二人組みのおっちゃん。「おはよぅっす〜」
起きてふぁ〜ぁ、とコーヒーを沸かしてたら大きなザックを背負った青年が一人で山の方へ歩いていく。
こちらを見て元気よく「おはようございます!」
なんかさ、山屋の若者ってばなんともいえんよね。全身からエネルギーが湧き出てるっつーかさ。けれんみがないよね。
コーヒー飲んでたら朝日が昇ってきて、一気に気温も上がってきた。

< キャンプ場の朝 >


シュラフを干しながらだらだらして、8時前、キャンプ場を後にする。贅沢な時間をアリガト。


< 撤収〜 >


帰りはR169〜309と快走して11時には自宅到着。
片道四時間程度の短い旅。
紀伊の山並みも、津風呂湖の緑の湖も、ゲレンデのワンコも、急坂の雪道も、エス夫の悪ふざけも、登山の青年の挨拶も
走りに出てみると、全ては輝いていた、全ては優しかった、全てはよかった。


━━━━━━━ To Be Continued・・・ ━━━━━━━━━