旅々バンバン
バンバンと共に走った様々なツーリング先の出来事や風景などを綴っています。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


’09年5月5日 秋田県 男鹿半島
5月3日。日曜日。今日から黄金週間に突入。前夜までに準備を済ませていた俺は午前4時前、自宅を出発。
行き先は去年、福島で断念した東北。
前々日に急遽「俺も行く!」と電撃参戦のエス夫と二人二台で京都南から竜王までのみ高速でワープ。
がら空きの8号線を人に言えない速度でかっトンで彦根過ぎた所でコンビに休憩。なんかめっさ寒いんですけどw
長浜の吉野家で朝定食を平らげ、8号線を北上。敦賀から武生、福井市内を突っ切る。敦賀から福井市内まで
同じく旅中荷物満載なスーパーカブ90とひたすらデットヒート繰り広げてたのは内緒だwカブ速ぇw
416号で勝山を抜け、157号で北上。東に白峰を見やりながらの激快走路。天気も上々。あ〜マジぱねぇっす!


< 157号、恐竜街道にて休憩中〜 >


大きく谷をトラバースする手取川沿いをスラロームするのに飽きてきた頃、石川県は金沢入り。
目的地は東北なんで、このまま東へ行くのがいいんだけれども、エス夫が渚ドライブウェイを走ったことが無いという
事で、あえて俺は「ちょっとなぎさドライブウェイによってこ〜ぜ?」と意気な前フリ。
8号から内灘砂丘を越えて、能登有料道路で渚ドライブウェイを目指す。
内灘砂丘でちょっと砂遊びを、と思ったんだけど凧揚げ大会をやってたので、駐車場をぐるりと一周して華麗にスルー。
流れの速さと風の強さに参りながらも千里浜・なぎさドライブウェ〜到着〜。


< 千里浜in バン子 >

< 千里浜in 太郎 >


俺も初めてのなぎさは感動したからなぁ。。。
ヒヒヒヒヒ、エス夫のやつ感動で咽び泣いとるんじゃろか?と俺は「いいとこだろ?」と
エス夫に話しかけると、彼は開口一番「それよりお前、鼻毛めっさ出とるぞ」とwwwwwwwww


千里浜を後にし、俺は鼻毛を靡かせながら一路、東へ進路をとる。
415号で富山県は氷見到着。市内で魚介をとうろうろしながら、あの店がいい、いやあっちの店のほうがと口論
しながら走ってたら何時の間にか、市内を抜けていたw
面倒くさいので、このまま東へ、とそんなんでいいんかい的な雰囲気の中、8号線を走る走る。
ノンストップで走り続けたい時ってあるよねぇ?
もう少しで滑川、ってところでお互いに腹が限界になり、「焼肉食おう!」という流れの中、店名忘れたが、
焼肉屋突入。お一人様¥2300で食べ放題の熱いコースをオーダー。
夜にBBQとかは普通にするけど、ツーリングの最中に普通に焼肉食うのもなんか新鮮でいいねぇ。


< 焼肉ウマウマ >


ゲップを我慢しつつ店を出る。午後一時。
そろそろ今夜の宿を探すベ、と近くのキャンプ場をチェックすると、魚津に発見!
早速電話すると、空いてるのでど〜ぞとのお返事。
宿営地も確保出来たし、あとはのんびりいくべぇと海岸通りを走る県道2号にチェンジして魚津を目指す。<
しばらく8号を快走してると後ろを走っていたエス夫が物凄い勢いでブザーを鳴らしながら止まれの合図を
送ってくる。「なんじゃいな?今いいとこなのにw」としかめっ面で道端に寄せる俺。
エス夫は開口一番「おい!バッグからジャケット落ちたぞ!」とw
焼肉店を出る前に暑いからと脱いでバッグに仕舞い込んだんだけどね。どうやら社会の窓が全開に
なっていたようです。。。。
大分前からブザーを鳴らしまくってたそうで、結構戻らなあかんらしい。。。。
「ちょっと待っててくれ」と言い残し、俺は鬼の形相で対向車線を凝視しながら戻る戻る。
するとありました!すぐにUターンし、ジャケットを拾いに走る俺。
俺のお気に入りのアビレックスのジャケットがぁ〜と思ってたんだけど、心優しきドライバーの皆さんは
わざわざ避けてくれてたみたいで、タイヤ跡すらついてませんでした。迷惑かけてすんません。。。。

魚津市に入り、県道2号で海岸線へ。
時間も早かったので、こじんまりとした魚津港でまったり一服。


< 魚津 IN バン子>


ついでに以前から訪いを告げたいと欲していた、埋没林博物館を見学。
埋没林ってのはあれだ、文字通り、昔は林だったものが、海面の上昇や噴火なんかで、埋まってしまったものだ。
感想は、、、、なんか不気味でした。生きながらに死んでる、とでも言えばいいだらうか?
ちなみにここ、魚津は日本でも蜃気楼が見えるところで有名なんよ。県道2号沿いを走ってると良く雑誌で
見かける蜃気楼のベースの風景が見れてオモローでした。まぁ俺が走ってたときは見えんかったけどね。
富山県・魚津。それは、蜃気楼の見える町.


< 魚津の埋没林>


県道2号をだらだら走ってると、今夜のキャンプ場、「園家山キャンプ場」到着〜。
ここは料金無料でした。キャンパーは多かったけど、端っこの方に行くと、ソロ組がいたんで、そっちの方に
設営。俺はトレックライズの設営速度の速さを見せ付けるかのごとく、5分で設営完了!
ふとエス夫を見ると、なんか焦ってるんです。「なんや?どないしたんや?」と凄みを効かせる俺。
「ポールを忘れた。。。」ときやがった。
途方にくれるエス夫に俺は、さも当然の如く「荷物くくってたゴムロープあるだろ?あれで四方を吊るんだよ,
ロープ掛ける木ならそこら中にあるだろ?」と若武者っぷりと遺憾なく発揮?
半信半疑で設営に苦闘してる彼に俺は「トラブルってのは楽しんだもん勝ちなんだよ」と気障な台詞をはき捨てて、
一人、堤防に腰掛け日本海に向かってギターをかき鳴らしたんだよな〜
あ、今回初めてギター持ってきましたが、いいもんですYO旅ギター。サイト生活が豊かになる気がします。


< キャンプ場@向こう側は日本海>




< エス夫さん、設営中w>


夜の帳も下りる頃合いを見計らって、近くの生地温泉にレッツゴー!
帰りしな、地元のオバちゃんとしばし会話。「いいわねぇ風切って走って」。うんうん!

帰りにコンビニでお菓子を買ってキャンプ場に戻る。夜9時には就寝。
キャンパーは多かったが、皆マナー良く(無料のとこでは珍しい!)、気持ちの良い夜でした。


明け方、イカ釣り漁船のエンジン音で目が覚めるw
う〜んむにゃむにゃもう少しだけ、などと言いつつ朝五時起床.6時出発!
黒部立山連峰が朝からこんにちわ。立山は遠くから望んで一番美しい山容だと思うんですよ。


< キャンプ場から見る立山連峰>


キャンプ場を跡にした俺たちは国道8号を突き進む。
この辺りの名物、たら汁に涎が出るも、生憎時間が早すぎてどこも空いてない。
寒風にヒーヒー言いながら、新潟県入り。北陸屈指の断崖絶壁、天下の険、親不如を通過。
今は立派な道路やトンネルが出来たおかげで、通る分には難無く通過できるのだが、昔は波打ち際のギリギリを
歩いて通らなければならず、自然に出来た岩陰で一週間も波が穏やかになるのを待たなければならなかったりと、
多くの旅人を苦しめたという。。。。
ちなみみ、諺で有名な[親の心子知らず]というのは親は子を抱きかかえて断崖を歩いているというのに、子は
胸の中できゃっきゃと無邪気に笑っている、という事から付けられた、という説があります。


< 親不如@バン子 >


糸魚川を通過し、能生のズワイガニに後ろ髪を引かれ、とうとう直江津到着〜。
そう、ここは今嵌ってるNHKドラマ「天地人」で有名な春日山があるのです。
エス夫も楽しみにしてたらしく、早速春日山城を散策開始じゃぁ〜!
春日山は山城なんでね、当然の如く歩きが入りますw


< 春日山入り口辺り@大手門 >
< 頂きまであと何里? >
< 池でまったり >


汗だくになりながら春日山散策を楽しんだ後は、記念館でお土産ゲットです。
俺は毘沙門天の旗を買って、こっそり右のフォークに立ててみたんですよ。


< 軍扇を手にご満悦@たろ〜 >


春日山探索を終えた後、エス夫の仕事の関係でここからはお互いに別かれます。
エス夫は寄り道しながら大阪へ、俺はこのまま東北へ。
8号線で左折していくエス夫を見送りながら、俺は新潟まであと100キロの文字にニヤリとし,
「さぁいこうか」とバン子の豊満なシートを引っ叩いて気合を注入。
新潟,縦に長すぎワロタw
昼過ぎには新潟を通り越して、このあたりで今日の宿をどうするか思案。
「う〜ん、後々の日程を考えると山形まで行っときたいなぁ。。。」という事で、山形の鳥海山近くの
八森自然公園ってとこに電話すると、空いてますからど〜ぞ、との返事を貰ったんで、山形を
目指します。
東北のメイン街道、7号線をひたすら疾走。村上市を過ぎると交通量も少なくなり、びゅんびゅん飛ばせます。
走りに走り、午後4時過ぎ、山形県は酒田市入り。
ちょっと走ると、キャンプ場到着。
が、ここでトラブル発生。なんでも急に団体の客の予約が入ったらしく、今夜は利用できない、とのこと。
隅っこでもいいので、ともいったが出来ないの一点張りだったので、おいおい、先に予約してんのに
それはないだろ、、、とも思ったが、無理に食い下がるのは止めだ。
こういう時は、心穏やかに対応した方が、旅の余韻は優しいものになる事は分かっているから。
20キロほど離れたところにキャンプ場があるのをマップルで確認したが、なんだかもう疲れちゃってね。
今夜はビジホでもいいかな?と酒田市内のビジホを検索&電話すると空いてます、とのことだったので、
再び市内方面に戻る。
あ、戻りしな、鳥海山がその雄姿を見せてくれました!


< 鳥海山キター!! >


ビジホで旅装を解き、窓越しに見える鳥海山を見やりながら俺は「明日はあそこやな」とクスリと笑って
床についたんだよZZZZZZZ


おっすおら太郎坊!と自分にオハヨーする俺バロスwww
相変わらず朝が早く4時半起床、5時前にはビジホを跡にする。
早朝からのお目当てはもちろん鳥海山の付近を走る「鳥海ブルーライン」。
この時期、雪の回廊が素敵なんですって。
7号を15分も走ると早くも、鳥海ブルーライン⇒の看板が。
きたできたでぇ〜、とテンションを上げながら九十九折のカーブを攻略してると、気になる看板が!
「ブルーライン17:00〜8:00まで通行禁止」。
へ?有料でもないのに通行規制あるんかいな?事前の下調べ無しできたもんだからびっくり。
「ん〜、一応行くだけいってみるか。。。」とさらに登ってると、案の定、ゲートがorz


< ........... >


時計を見ると、午前6時前。ん〜〜〜〜〜、2時間待ちはきっついなぁ。。。
楽しみにしていた場所だけに迷うが、また来いよ、という神の思し召しに違いない、と俺は
買って来てたホットコーシーをぐぃっと飲み干す。
そんなこんなで出発準備しようとしてたら、岩手から来て、東北を廻っているという、ファミリーに
声を掛けられる。
父ちゃん「これバンバン?懐かしいなぁ」俺「2002年に復刻されたやつなんすよ」
父ちゃん「へ〜、前輪ブレーキが違うからおかしいと思ったわ」俺「昔のはドラムですもんね」
父ちゃん「どっからきたんけ?」俺「大阪民国ですw」
父ちゃん「色々改造してるなぁ」小娘「なんかかわいー(はぁと」母ちゃん「凄い荷物ね」
俺「旅しやすいように改造してるんです。あと、緑好きなのでw」
一家の興味津々トークを一手に引き受けた俺は、久し振りの会話につぃ饒舌になる.
安全運転で楽しんで、という父ちゃんに、得意のwはにかんだ笑顔で返す俺。
遠いかの地での優しき対応に、俺はミラーで俺が見えなくなるまで手を振ってたんだ。
見送る、ってのはは心を相手に送るって意味もあるんだぜ?

ふんふんふ〜んとブルーラインを引き返し、再び7号線を北上開始。
新潟〜秋田間の7号線は通称「おばこおけさライン」響きが既に東北っぽいすな。
ちなみに、おばこってのは「娘さん」って意味らすぃ。秋田おばこなら、秋田の娘さんって意味ね。
おけさ、ってのは東北地方の民謡なんだって。
俺は7号線を北上しながら秋田おばこ探しに余念が無い。どうみても年季の入ったおばこさんしかいません、
本当に(ry。


< おばこおけさラインから見る鳥海山 >


秋田まで100キロの道のりを一足飛び。庫の辺りはずっと綺麗な海岸線を見ながら走れてオッパッピー。


< 道の駅「岩城」にて >


晴天の中、秋田の海岸線を走る心地良さは何者にも変え難い。これだから旅は止めらんねぇよ。


これから何処へ行こうか
行くあてのない旅だろう
このまま傍にいてよ
もう何処へだって行けるんだよ
君となら何処へだって行けるんだよ


秋田市内を過ぎると、前方に男鹿半島が見えてくる。
県道56号にチェンジ。一路、男鹿半島へ。
男鹿半島でとうとう赤なまはげ&青なまはげがお出迎え。


< なまはげとバン子の饗宴 >


国道101号線でいよいよ男鹿半島に進入。
なまはげラインで男鹿半島を一気に横断。道中、真っ赤な橋と真っ青な橋が連続してたりして、なまはげ気分を堪能。
県道55に移り、ちょっと走ると、入道崎キター!!


< 入道崎 >


灯台付近は草原が広がり、その先は断崖でスッコーンと日本海へ。
俺の中での岬ランキングベスト3には入るいいところでした。
ここで、自分や友達や知り合いにお土産を買いまくる。
これ以後、リアにはなまはげ君が鎮座する事になりますwww
朝からろくに何も食べていなかったので、俺はおばちゃんに「焼きお握りを2つ、あとお茶を下さい」。
パックに入れてもらったお握りを手に、俺は適当な原っぱで腰を降ろし、勢い良くむしゃぶる。
やべぇ。この焼きお握り、マジパネェす。

さ〜て引き返すべぇ、と岬から再び半島内部へ。
ちょっくら暖かくなってきてるし、ここらでちょっと涼むべぇ、と俺は寒風山に足を向ける。


< 寒風山で >


寒風山を下ると、眼下に八郎潟が見えてくる。でかっ!
八郎潟を突っ切る42号は通称菜の花ロード。
時期的にも丁度、いい時期で道の左右一杯に菜の花が咲き乱れており、気分も、旅人の漢モードから
乙女モードへ転換w


< 八郎潟の菜の花ロードにて >


かぐわしき菜の花の香りで満たされた俺は、どんだけ〜と突っ込みを入れたくなるような直線路を突っ切り、
県道37号経由で海岸を離れ、秋田県内部へ。285号線で阿仁から比内へ。
比内とくれば比内鶏だろ常考、とそういえば東北に入ってから名物料理なんも食べてないな、と思い,br> 道の駅「比内」で比内鶏ラーメンを頂く。具の手羽は煮過ぎてて身がホロホロで正直イマイ(ry


< 比内らぅめん >


この辺りになると暑さが半端なかった。長袖一枚だけになり、十和田湖を目指す。
ただひたすらに快走しまくってたら、すぐに十和田湖に到着。
同じカルデラ湖だからだろうか?群馬は赤城山の大沼に雰囲気が似てた。


< 十和田湖到着 >


休憩もそこそこに、十和田湖沿いを周遊し、奥入瀬渓流へ。
奥入瀬はねぇ、、期待してたんだけど、通ったのが昼間だったのがいけなかったかも。
人気の少ない早朝の方がお勧め。紀伊半島の渓流を見慣れてたら、それほどでも、、、って
感じでした。


< 奥入瀬到着〜 >


奥入瀬を抜け、103号から394、県道40号で八甲田連峰を望みながら走ります。
県道40号はいい道。雪解けの水がそこかしこに流れてて、雰囲気たっぷり。


< 八甲田1 >
< 八甲田2 >
< 八甲田3 >


八甲田山を抜けると、もう青森の市街は目と鼻の先。時間も4時を過ぎてたので、今夜はこの辺で
キャンプや、と近くのモヤヒルズキャンプ場に駆け込むと、ガラ空きだったのでラッキー♪
¥500+温泉は¥200という嬉しい料金設定。


< キャンプ場 >


設営後、とりあえず青森市内へ行く。
丁度、ヘッドライトの電球が切れていたので、ガソスタ店員さんに聞くと、この先にサンデーってホムセンが
あるよ、とのことだったんでサンデーに行く。
関西じゃ全く見かけませんが、東北全域でサンデーは幅を利かせてました。
関西版コーナンといったところか。
サンデーで電球を買い、丁度、書店とマックスバリューまで一緒にあったので、今夜の食材と
夜の暇つぶし用に何冊が小説を買い込み、いざ、キャンプ場へ戻る。
風呂に入った跡、一人宴。


< 夕食 >


旅に出て3日目。
おいおい,とうとう青森まで来ちゃったよ。

2本目の缶ビールで顔を真っ赤にしながら、俺は呟いた。

「明日も晴れだといいな」

俺、ただそれだけでいいんだよ。

━━━━━━━ To Be Continued・・・ ━━━━━━━━━